内水面にはさまざまな問題が山積している
   その中で、全釣り協のスタンスは…

内水面には、様々な問題が山積しています。問題の例をあげると以下の通りです

 ■ 内水面漁業振興法に対する(一社)全日本釣り団体協議会の意向
 
 ■ 外来生物法についての当面のスタンス
 
 ■ 外来魚問題

 ■ オオクチバスの特定外来指定によって発生する
   可能性のある問題

 ■ キャッチ&リリース禁止問題

 ■ コイヘルペス病

 ■ アユ冷水病問題


 ■ 川鵜の被害

 ■ 生物多様性条約締結後の在来水産生物の保全

 ■ 流域を含む河川環境の悪化

 ■ 後継者の減少

 ■ 釣り客の激減


    などがあげられます。


 内水面とは淡水の湖沼や河川の中で公有水面をさしています。それらの中で、琵琶湖、霞ヶ浦、八郎潟などは、水産行政の上で、農水大臣が指定し、海面の扱いをうけています。

 元来、わが国の内水面では、内水面漁業管理規則が定められた当時とは異なり、漁業者はごく少ない数には限られています。

 内水面で漁業権魚種に定められている魚たちも、蛋白資源としての要素から、釣りの対象魚へと、その求められ方がかわっている一方で、従来の漁業権魚種を大切にと考える人々も、まだ多いわけです。

 そうした中で、河川環境の悪化と、アユの冷水病は、国魚としてアユを最大の漁業権魚種として、これまで維持されてきた内水面漁業に深刻な打撃を与えています。

 内水面の漁業協同組合が、これまでの50年あまりの間に果たしてきた役割は、稚魚を放流して、魚資源を維持することのほかに、魚の住みやすい環境の維持という大きな部分がありました。乱開発に対し多少たりともブレーキをかけ、魚資源を守り続けてきたのも漁業協同組合が存在したからだと評価しています。

 釣り人の側からみれば、漁業組合員の大半は、地元の釣り人であり、釣り魚や,環境を守ってくれた大切なパートナーでもあるわけです。

 現在その漁業組合がアユ釣りの不振その他で危機に瀕しているといわれます。パートナーの危機は、すなわち内水面の釣りの崩壊につながります。

 (社)全日本釣り団体協議会は、そうした基本的な観点から、さまざまな問題と取り組んでいますが、いまだに釣り人の発言力は弱いものであり、わたしたちの真意が理解されないでいることも多いように思われます。

 釣り人と、漁業協同組合の相互理解と、手を携えたの内水面魚族をはじめとする環境保全こそ、わたしたち釣り人の願いです。そして、その観点に立って、さまざまな提案をしていきたいというのが全釣り協のスタンスです。

      
                       


                           



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