東京湾再生シンボルにアオギスを
水産庁で10日まで意見募集

 

 

水産庁が「豊かな東京湾の再生を目指しアオギスを再生させる」計画を取りまとめ、国民の意見を募っています。東京湾のアオギスは、我が国の釣り文化の中でも特異な位置を占めるものとして、釣り人の間で関心が高く、(社)全日本釣り団体協議会でも、この再生や調査活動に強い関心を持っています。ただ、これまでの段階では、釣り人への働きかけはまったくおこなわれていないことから、調査等の実行段階では、積極的な参画を申し入れるとともに、東京湾再生について、これが最適なプランであるかどうかを含め、市民とともに議論を重ねていく方針です。

 

水産庁では平成17年11月20日に神奈川県横浜市で開催を予定している《第25回全国豊かな海づくり大会》を支援するため「豊かな東京湾再生検討委員会(座長清水誠東京大学名誉教授)」を立ち上げ、東京湾再生のシンボルとしてアオギスを選定し、海づくり大会の放流魚種として提案することを検討するため「アオギス再生特別委員会」を設置し平成16年9月から17年2月までの間に4回にわたっ

   ◎放流の是非

     東京湾再生に必要な環境整備のありかた

などについて審議を行ってきました。

 

この結果3月4日付けで報告書案をとりまとめ、内容について
3月10日までの間に限って、広く国民から意見、情報を募っています。

 

 報告書(案)の概略は次の通りです

1、東京湾再生におけるアオギスの地位と放流の意義

干潟の喪失に代表される東京湾の環境変化に適応できず減少した。
脚立釣りに代表されるように東京湾の歴史、文化、風物詩的に重要であり、遊漁対象魚種の復活という期待もある。
我が国全体として絶滅危惧種と位置付けられている。

2、再生計画については

(1)基本的に「アオギスが住める東京湾を再生するための調査研究推進検討委員会(仮称)」を設置し、環境等の調査研究をすすめる
(2)長期的(50100年)
(3)中期的(1030年)
(4)当面
    豊前海産アオギスの放流する方向
    東京湾でのアオギス捕獲情報を収集をよびかける
   などから考えられている

 

詳細な報告書案の内容については下をクリックして下さい
「アオギス再生特別委員会報告書(案)〜アオギス再生特別委員会の検討結果〜」
アオギス再生についての意見提出要領は、次に掲載されています。
水産庁のホームページ のなかにある
アオギス再生特別委員会資料をクリックして下さい

 

4.ご意見等提出要領
 「アオギス再生特別委員会報告書(案)〜アオギス再生特別委員会の検討結果〜」についてご意見等がございましたら、個人の方は住所・氏名・性別・年齢・職業を、法人の方は法人名・所在地・担当者名を明記の上、下記の連絡先まで郵便、FAXまたはメールにて提出してください。また、提出いただいたご意見等については、公表する場合もありますので、御了承願います(公表の際に匿名を希望される場合は、意見提出時にその旨を書き添えて下さい)。
 なお、電話での意見・情報はお受けできませんので御了承下さい。
 意見等の提出の締め切り日 平成17年3月10日(木)(郵送の場合は必着)
 意見提出先
郵送:〒100−8907 東京都千代田区霞が関1−2−1
   水産庁 増殖推進部 漁場資源課 環境調査班
     FAX:03−3502−1682
e-mail
kouichi_ishiduka@nm.maff.go.jp

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