環境省が3月中旬提出6月成立をめどに


「特定外来生物の生態系被害防止法案」

 環境省が外来魚など外来生物が在来生物の生態系などに対し被害を与えているとされる問題につき、輸入、飼育の制限などを求める新法案を用意し、与党議員の委員会などに説明をはじめた。

環境省では3月中旬に国会に提出し、6月中に成立させたい考えだ。

(社)全日本釣り団体協議会では、こうした生態系被害を防ぐ意味で、法の規制は必要であるとするものの、別掲の「外来魚に関する全釣り協の公式スタンス」にあるように、外来魚ことにオオクチバスに関しては、すでに完全排除が不可能として、いわゆる聖域指定による生息域の減少、一部での有効利用などを提案してきた。

環境省の新法案に関して、詳細はまだ明らかでない状態で、提出された場合、国民的な同意のないままに、法が独り立ちし、しかも、法を守るための具体的な取締りの方法がないままに、法のみが一人歩きし、実効がない状態になるとして、環境省に詳細な説明を求める意見交換会を持つことにしている。

今後の成り行きはこのページで逐次報告していく。

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