ブルーギルに陛下がはじめてご発言

11月11日に滋賀県大津市で開かれた「全国豊かな海づくり大会琵琶湖大会」で、天皇陛下がブルーギルに関して、はじめて公式に発言されました。

これによれば、1960年に陛下が渡米された際に寄贈されたブルーギルが一般水域に入って生態系を壊したことについて、「当初は食用魚としての期待が大きく養殖が開始されましたが、今このような結果になったことに心を痛めています」と言及されました。

また、側近のはなしとして「おいしい魚なので、釣った人は持ち帰って食べてくれれば」とのお考えも明らかにされています。

 単なる害魚としてばかりではなく、食料資源としての側面も含めて考慮されたこのご発言により、今後の釣り人としての対応も、誠意を持って慎重に、具体的に話し合う必要があるようです。

(11月11日付け朝日新聞夕刊記事 @ A )

「天皇陛下のブルーギルに関する発言」記事