SAVE THE 三方五湖 FROM バス 

5月13日(日)釣り大会開催

「三方五湖 環境保全のための外来魚防除」

大会主旨と要項    プログラム    アクセスマップ  

 釣りのきまり   参加申込み書  

◎主旨に寄せて◎

バス釣りが大好きな人がいます。一方でこの国に一匹もバスがいてはならないとする人がいます。そしてバスはすでに我が国の殆どの河川湖沼に住んでいます。どうすればいいのでしょう。いまだに具体的な方法について話し合いの機会すらなく、長い時間が経過しました。そしてバスとバス釣りは社会的な指弾をうけています。
バスがフィッシュイーターであり環境に影響を及ぼすことは誰でも知っています。しかし一方で、バスもまた、水産資源であることも事実です。
三方五湖はラムサール条約に認められた世界的な環境保全地域です。
ここにバスがいて、在来貴重種が影響をうけているのは、なんとしても止めなければならない。これもだれにも異存がないはずです。
釣り人がここでの防除に協力することで、もし話し合いの道が開けたらいま、水の中でおきているさまざまな問題をよそに、平行線の議論を戦わせている時間はありません。
まず具体的に同じ目的にむかって協力することで、話し合いの場を作ることができたなら、膠着したバス問題を具体的に整理整頓して前に進めるための試金石になるのではないでしょうか。
「バスを殺すなんてとんでもない」とするバス愛好者の人々も、三方五湖にバスがいていいとは思っていないのです。しかし、バスを釣るということで肩身の狭い思いをするのは、もうごめんだと思います。
だったら、バスがいてはならない場所と、バスを釣ることで環境保全に役立つ場所とをわけて考えるほかありません。
そのための相互理解の場を作るための相互理解の機会として、集まって話し合ってみませんか。なにもせず白い目で見合っているより、はるかにましだと思っています。このはなしを持ち込んだが、参加をためらう人々もまだ多く見られました。だが、この国の自然環境と、釣りの未来を考えるとき、目先のことだけでなく、もうひとつ大きな視野をもって、まず、自分の目で事実関係を確認する姿勢と、世評と関係なく、自分の思いを行動でしめすことが大切ではないかと提案したいのです。
細心に計画を進めていただいた地元若狭町のみなさん。勇気を持って共催に参画した福井県釣り団体協議会、JOFI福井のみなさんに敬意を表します。わたしもかけつけます。釣り人のみなさんにもぜひご参加お願いします。思いついて当日参加でもOKです。

                      NPO法人釣り文化協会

                           來田 仁成



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