就任の挨拶 水産庁 管理調整課 沿岸・遊漁室 釣人専門官 小川一人



  令和元年10月より9代目釣人専門官に就任しました、小川と申します。就任からかなり日が経ってのご挨拶、大変遅くなりまして申し訳ございません。また、この間に、多くの全釣り協の皆様には大変お世話になり、改めて御礼申し上げます。

  私も皆様と同じく幼少の頃より釣りに親しんでおり、釣行回数の増減はありますが、途切れることなく35年余の歳月が流れました。出身が沖縄ということもあり、小学生の時のテラピア釣りからはじまり、程なくして海釣りにのめり込み、釣り好きが高じて海洋系の学科がある地元の大学に進学し、釣りサークルにも所属していました。今では海釣りを中心に年10回程度、餌釣りを中心にルアーや内水面での釣りもそのうちの半分程度は行っています。

  仕事も魚と関係する仕事に就きたいと思い、ご縁があり水産庁に奉職することが叶いました。釣人専門官については平成16年に初代櫻井さんが就任後に勉強会を開催されていたので参加していましたが、まさか自身が担当になるとはその当時は思いもよりませんでした。

  就任後の今思うことは、水産業という産業を担う官庁の中でレジャーである釣りをどのように政策へ反映させるのか、また逆に産業に対する対応を基本として立案された資源管理などの政策を、様々な魚種や釣り方をする圧倒的に数は多いが組織化はあまりなされていない釣りにどのように適応させるのか、そのギャップの大きさでした。

  水産行政は平成30年の漁業法改正、本年12月1日の同法施行により、資源管理を基本とする水産業へ今後大きく転換していきます。その際には、同じ資源を捕獲する釣り人にも資源管理の観点から、一定程度の協力をお願いする場面が出てくると思います。

  そのことは、逆に釣り人側が持つ多様な価値観・意見を施策に反映させるチャンスでもあると考えています。豊かな自然とそこに棲む魚が居てこそ釣りは成り立ちます。楽しい釣りがいつまでもできるよう、現場の実態や皆様のご意見をお伺いしながら業務に邁進して参りますので、引き続きご指導ご協力のほど、宜しくお願いします。